農林水産大臣賞過去9度受賞、大正時代から続く栗生産専門農家直送 萬奥農園-愛媛県内子町

 

 

田舎育ちだったこともあって山に入れば、四季を通じて様々な食べ物にありつくことができました。その中でも冬になる前、秋空の下ではむかご、あけび、そして今回主役の栗は素手で触るとイガが刺さるので足で踏み火箸で栗を採り、秋晴れの空の下で籠いっぱいになるまで夢中で拾ったものです。茹でて食べたり、皮を剥き栗ご飯にしたりと秋の山の幸は時にお腹を満たしてくれる有難い自然の恵みでした。
43380_manoku_1

これから紹介する栗は大正時代から続く「農林水産大臣賞過去9度受賞」という輝かしい歴史を持つ栗の専門農家「萬奥農園」さんから送られてきた和栗です。今まで個人販売をせず、限られたところだけの販売だったそうなのですが、2020年から個人のお客様や全国のスイーツ店からの要望でネット販売を開始したそうです。

43380_manoku_2

東京ドームよりも広い5.5haの広い敷地で、代々受け継がれた技術で作られた栗は色、品質、味において最高級。その栗が育つ場所は急斜面が多く、収穫時期に山を上り下り、丁寧に収穫した栗はイガから取り出し、サイズごとに分けられますが、ここまですべて手作業。

43380_manoku_3

さて栗山で収穫された栗、我が家に届きました。袋を開けると艶やかでサイズがでかい!

その栗を更に甘くしようと天日に3時間ほど干し、水に1昼夜。ここで何を作るかというと「栗ご飯」です。かたい殻は手で剝けませんので、ある程度柔らかくすることが大切です。

早く剥きたい場合は人肌より少し熱めのお湯に30分ほど浸すと剥きやすくなります。

43380_manoku_4

※栗ご飯の作り方はそれぞれ違います。Youtubeやネットで検索するとでてきます。

渇水した栗のお尻の方(鬼皮)を包丁で皮が切れる寸前まで切れ目を入れ、包丁を持ったまま片方の手で栗をひっぱると皮が外れます。

43380_manoku_5

残った皮は柔らかいので手でも簡単に剥けます。渋皮はピーラーで丁寧に剥いていきます。包丁が苦手な方は100円ショップなどで栗剥き器が売られていますので、そちらもお勧めです。

43380_manoku_6

ご飯2合の場合、塩小さじ1、日本酒大さじ1、昆布1(釜の端に届く程度のサイズ)を使います。水加減、炊き方はいつもとおりでかまいません。今回お送り下さった萬奥さんの栗はサイズが大きい方なので、食べやすいように半分にカットしました。(剥いた栗はアクを抜くため2,3回水で洗います)

43380_manoku_7

炊き上がったばかりの栗ご飯、早速いただいてみましょう。

43380_manoku_8

甘くてホクホク!もう最高です!これが9度も農林水産大臣賞受賞の栗の味かぁ!これは間違いなく記憶に残る今宵のご飯。

43380_manoku_9

酒と塩しか入れていないので栗の味が引き立ち、おかずなしでも十分お腹に溜まります。栗の旨味を確かめるのに焼き栗や茹で栗もいいけれど、今年採れたての新米と産地から直接送られてきた栗が合わないはずもなく、懐かしさと同時にいろんな人にも古来からの味をぜひ知って食べてみてほしいと思いました。

43380_manoku_10

市販にはない栗本来の味と、苦労して育てた栗が生産者から送られてくる楽しみと、届いたときの喜びとぬくもり。私が幼い頃、山で拾ってきた栗の皮むきが面倒くさくて。でも自分が採ってきた栗で炊いたご飯をみんなで食べると、そこにいつも明るい会話と笑顔がありました。いつのも食事に、お子さんのおやつに。和栗もいいですよ。

 

無くなり次第発送中止

お買い物は買っちゃうナビカートから

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です