「魚沼・岩船・佐渡」この3つは米処新潟の中でも特に美味しいと言われている地域。もちろん多くの米農家さんがいてその味もそれぞれ違いがありますが、今回紹介する新潟県産米は金属加工で知られる三条市下田地区（しただ）のコシヒカリとミルキークィーン。隠れた名産地と称され、どうやら相当美味しいらしいのですが、その地域のお米をこれから紹介したいと思います。
昼夜の寒暖差が厳しく、冬場は豪雪地帯となる三条市下田地区。その下田地区に2010年に下田地区の米農家さんが集まり設立した農業法人えちご山農会さんが生産するコシヒカリとミルキークィーンは自然に囲まれた粟ヶ岳、守門岳に積もる豊富な雪解け水に恵まれ、魚沼や岩船に並ぶ美味しさを誇る「下田産（しただ）」として知られています。
地元以外の皆さんにも下田産のお米を食べてもらいたいという思い、消費者の方が喜ぶお米を作りたいと設立当時から農薬を抑え手間と労力がかかる特別栽培米を生産。収穫されたお米の保管も15度以下に保つ低温貯蔵庫に保存することで、いつでも新米のような美味しさを味わえるよう管理され、注文後に設置した精米機で精米して出荷しています。
「特別栽培コシヒカリ 白雪美人」
「真っ白」正にこの言葉通り美しく、艶やかな炊き上がり。豊潤な香り漂う白雪美人を口に入れると、とても美味しい。さすが米処という文字が頭をよぎりますが、何より驚いたのが強烈な粘り！
噛むほどに伝わる甘味も魅力だけど、この輝き加減と粘りの良さといい、一度食べたら「ココだ」になるでしょう。白雪姫ならぬ白雪美人、その名のとおりとても美しく美味なコシヒカリでした。
「ミルキークィーン 輝一米」
炊飯したミルキークィーン輝一米、その名の通りピッカピカ♪茶碗に装うとベタネタとまではいかないが、ねっとり感が見た目でもわかるほどの粘り。
口に入れると仄かな甘さとモチモチ感と「あ～、うんまぁ」と思わずにやけてしまうほどの幸福感で満たされます。輝一米は通常のミルキークィーンより遥かその上に位置する素晴らしいお米ではないでしょうか。
白くて、輝く下田産の2つのお米。食べながら改めてこの美味しさをもっと知ってほしい、そしていろんな方に食べてみてほしいと心から思いました。