「湯布院」全国的に知られる観光地ですが、おそらく新婚旅行や修学旅行、友人とふらりと行ったことがあるという方は多いのではないでしょうか。
その湯布院町、町全体が盆地の中にあり滾々と湧き出る温泉、四季折々の姿を見せる湯布院のシンボル由布岳、時折見ることができる朝霧は幻想的。
自然が溢れ、澄み切った空気の中で育つ季節の作物はどれも最高の味です。
今回はここ湯布院で、お米栽培一筋「ゆふいんのめぐみ」佐藤さん生産の新米を紹介します。
実は園主の佐藤さん、つい最近まで会社で働いていたんです。
時々ご実家の田んぼや畑をお手伝いしていたそうですが、退職後湯布院で育った安心・安全な作物を消費者の方々へ提供していく傍ら、自然環境を守りながら新たな後継者が希望を持てる地域農業を目指そうと心機一転。
お米を中心に減農薬栽培による「ゆふいんのめぐみ」をスタートさせ、食物を届けることで多くの皆さんと喜び合えることを夢見ているんだとか。
ご実家の田畑と山林を引き継ぎ、地域の先輩方から稲作を学びながら時に雑草と戦い、日照不足でなかなな実がつかず心配したりと、これまでと違う生活リズムの中で佐藤さんの頭の中には「努力」の文字。
悪戦苦闘する中、今年はできの良いお米が収穫できたそうです。
湯布院は周囲を高い山に囲まれた盆地のため、周辺地域よりも平均気温が低いこともあり5月初旬に田植えが始まります。
観光地に田んぼ?と湯布院に来られたことがない方はそう思うかもしれませんが、実は湯布院町の9割は田んぼなんですよ。
その田んぼは後継者が少なく、あと10年もすれば田畑は荒れ果て、湯布院の景観が損なわれる可能性があります。
佐藤さんは、少しでも農業に関心を持ってもらおうと「ゆふいんのめぐみ」をスタートさせたのも目的のひとつです。
先日のこと、佐藤さんは「うちの米、食べてみて」とわざわざ届けてくれました。
もちろんとれたて精米仕立ての新米!袋を開けるとスーパーで買うお米とは全然違う芳醇な香り。
そしてサイズが揃った粒から放つまっ白な輝きから、これは安心して美味しく食べられるなと感じ取れます。
早速炊飯してみました。品種はコシヒカリです。
美味しくご飯をいただくコツは「研ぎすぎない」こと。ボウルにお米と水を入れ、優しく混ぜるようにぬかを落とします。炊飯する時の水は水道水ではなく市販のペットボトルの水で炊いた方が美味しく炊きあがります。
炊きあがりのお米、ツヤッツヤ!プ~ンと香る炊きたての新米の粒たちが生き生きしています。
その味は・・・あ~これこれ!ホクホクふかふかで美味しい♪
新米だからなおさらですね。モチモチしていて甘く、もう少し冷まして一気に口の中へ掻き込みたくなります。
おかずなんていりません。おかずと食べるなんて白いご飯だけでこんなに美味しいのにもったいない。おかずと食べるなら2杯目からでいいくらいです。
まだ食べたい、また食べたい、湯布院のお米。
真面目に丁寧に自然と、田んぼに素直に向き合いながら育てた佐藤さんのお米。避暑地から送られてきますよ!
ご注文はHPでも可能です。
https://www.yufuinnomegumi.shop/top-2