「あんぽ柿」発祥の地福島県伊達市五十沢よりお届け あんぽ柿の里 ガンバっぺぃ いさざわ企業組合

「あんぽ柿」をご存知でしょうか。
干し柿と似ていますが、大変綺麗な色合いでまるでゼリーのような食感と濃縮した自然の甘さがクセになるといわれ、伝統製法で作られた逸品です。今回はそんなあんぽ柿とは一体どのようなものなのか、そして生産者・生産地のことを紐解いてみたいと思います。

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あんぽ柿はドライフルーツの一種。渋柿を硫黄で燻製したことをいいます。その歴史は古く、福島県伊達市五十沢(旧伊達郡五十沢村)で誕生し、江戸時代に天日で乾燥した干柿を「あまほしがき」と呼んでいたそうで、大正時代に「あんぽ柿」として生産が盛んになったそうです。あんぽ柿になるまで45日程度掛かり、毎日天気を気にしながらその生産はすべて手作り。ふっくらとした形と橙色の鮮やかさ、水分を多く含んでいるため独特な食感が後を引きます。

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伝統に支えられたあんぽ柿は東日本大震災後、2年間の生産自粛を余儀なくされたそうです。あんぽ柿発祥の五十沢地域では、何とかして伝統を守り抜こうと地域住民が一致団結。
あんぽ柿は勿論、あんぽ柿を使った加工品を生産し、出荷量が回復に兆しを見せ始めた矢先、今度は大雨による自然災害が発生。肝心な柿の木が大量に流され大打撃を受けたのです。

2度にも渡る災害に遭遇しながら、伝統を守り、あんぽ柿生産者が減少する中立ち上がったのが「あんぽ柿の里 ガンバっぺぃ いさざわ企業組合」の代表岡﨑邦広さん。かつて五十沢に多く存在したあんぽ柿の生産を盛り上げたい、生産量を元のように戻し、全国の皆さんへお届けしたいという一心で組合のリーダーへ。あんぽ柿が最も美味しく食べる時期は年を超えたくらいからなんだそうで、そのタイミングの頃、私たち買っちゃって王のオフィスへお送り下さったのです。希少なあんぽ柿、これから食べてみたいと思います。

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あんぽ柿にはビタミンA、カルシウム、食物繊維を多く含んでおり健康にもよい成分が含まれています。箱を開けると丁寧にひとつひとつ個包装されており、その綺麗な色合いからとても柿と思えないくらい鮮やか。

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手に持つと水分が多く含まれているのがわかり、普通の干柿の倍はあろうかという重さ。ヘタの部分を持ち、おしりのところから食べてみると「うわ、まるでゼリー」。トロッとした食感と深く濃い甘さがコクとなって一気に口の中を自然の甘さが攻めてきます。果肉というより柔らかい羊羹にも似た食感に思えてとても美味しい。
甘いものが好きな方、これは癖になること間違いないでしょう。

伝統のあんぽ柿、発祥の地五十沢から送られてきた古の味に大変満足です。無くしてはいけない伝統を、またひとつ味わうことができました。

お買い物は買っちゃって王カートから。

(シーズンにより在庫がない場合もございます)

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