神戸、近江、米沢、佐賀、宮崎・・・ブランド牛の産地として有名ですが、国内にはまだまだ多くの知られていない素晴らしい肉質、味わいのブランド肉に負けずと劣らない肉があります。これから紹介するのはブランド肉と引けを取らない北海道のこだわりの牛肉。「新しい和牛の幕開け」です。
「馬追和牛®」
“まおいわぎゅう”と読みます。これから紹介するのは正しくこの馬追和牛。お送り下さったのは新千歳空港、札幌からも近い北海道夕張郡長沼町の「有限会社長沼ファーム」さんから。
馬追和牛は、石狩平原の南東に位置する穏やかな丘陵地が広がる北海道長沼町馬追で生まれた馬追育ちの黒毛和牛のブランド牛です。
今回我が家に届いた部位は薄くスライスされたすき焼き用ですが、他にもステーキ、焼肉用などの部位も販売しています。
育てられる牛たちは、馬追の長沼ファーム産であるという「個体識別管理」がされており、全てが見える化の徹底管理(我が家に届いたお肉にも個体識別番号がありました)されています。与える餌は自社産の牧草以外にビール粕などを与え、ストレスを与えないよう一頭一頭に愛情を注ぎながら、牛たちの性格に沿った育て方を実践中。
では馬追和牛、すき焼きに使ってみましょう。
ネギ、白菜、こんにゃく、焼き豆腐を食べやすいサイズにカットしておきますが、さて関西と関東では食べ方がやや違う(先にお肉を焼くか焼かないかのような)ようですが、我が家ではお肉を少し焼いてそこへ割り下と野菜を入れ煮こんでいただきます。
部屋中に広がるすき焼きのいい匂い。箸で掴んだお肉を生卵目がけ、絡ませたらパクリッ・・・モグモグ・・・や、柔らか~い♪肉々しいといいますか、素直に肉ってこうじゃなきゃって思ったんですよ。
ストレートに感じ取れる肉本来の旨味、柔らかく美味しい肉を食ってる!食った!という満足感は肉がなくなるまでずっと続いて赤身の美味さを存分に味わうことができました。
2018年10月に発生した胆振東部地震の震源地にあるファームの安平分場では、震度6強の大地震が襲い、辺り一面大変な被害だったそうです。そして復興の最中にも関わらず、今度は新型コロナウイルスによる流行で和牛の需要の激減。そんな中、皆さんの食卓に笑顔を!と代表の森崎社長は自らが地方へと出向き馬追和牛のPR活動を手掛け、その甲斐あって有名レストランで採用され、今では馬追和牛を皆様へと販路を拡大しています。森崎社長は「この肉美味いんだよ、だって私自信が食べて美味しいって思う肉を作ったんだから!」といいます。確かに、確実に美味しかった馬追和牛。ぜひ食べてみてください。きっと違いが判ると思います。
お買い物は買っちゃうナビカートから