「桜島」鹿児島のシンボルと言えば桜島。2,3年に一度必ず行きたくなり、雄大な桜島が間近に見える場所に立ち桜島を眺めていると心が落ち着いて、このまま鹿児島で暮らそうかと思ってしまうほど私自身鹿児島大好きな一人。これから紹介する「桜島小みかん」はその桜島で育ち、生産者もごく僅かしかいない世界一最小の希少なみかんです。
お送り下さったのは桜島でみかん栽培を行っている西元農園さんから。画像をみてくださるとわかるようにとにかく「小さい」!大人の手のひらに3個は乗せることができるほどの小さな小さなみかんですが決して生育途中のものではなく完熟したみかんです。
周囲を海に囲まれた桜島で育つ桜島小みかんは直径4~5cm程度、重さ20~50g程度、果肉は柔らかく糖度は10度以上といいますからこんなに小さいのにすごく甘いのが特徴。また果皮もやや厚めなため、細かく刻みナマスの具や干して刻めばうどん、そばの薬味としても使えるんだとか。
過去2度、桜島の大噴火をくぐりぬけ、今なお活火山ならではの降灰を浴び、夏には毎年のようにやってくる台風の自然災害も潜り抜け育った桜島小みかん、早速いただいてみたいと思います。
小さなみかんのお尻からゆっくり皮を剥くと、そこから現れたのはこれまた愛らしいちっちゃなちっちゃな薄皮に包まれた果肉。
オレンジ色のその実を口へポイッと放り込み噛んでみると「甘い!」強烈な甘さではなくとても「優しい甘さ」です。あまりにもの小ささから1個のうちの半分は一気に食べれそうで、ひとつづつ剥いて食べるのが面倒な方は1個食べるのに勢いよく2,3口でいけそうな感じです。
食べながら瞬時に懐かしい・・・なぜか遠い昔味わったみかんのような味、甘さに感じてしまいます。ここ近年改良が進み甘さ、香りを強烈なほど美味しさ重視の柑橘が増えてきましたが、桜島小みかんだって負けてはいません!
こんなに小さいのに雨にも風にもそして桜島の灰にも負けず鈴なりに実をつけるみかんは他にないと思います。世界一の由縁は小ささだけではなく、負けじと懸命に育った一玉の実の中に隠されているのかもしれません。
数に限りがあります。収穫時期は11月終盤まで、発送は12月中旬までの予定(早くなくなる場合もございます)