「えごま油」
おそらく皆さん一度は聞いたことがあると思います。数年前、えごまが体によくて美容や体にとてもいい成分が含まれることや、なんにでもかけて使える万能さから、今やメーカーが作ったものがスーパーや様々な場所で売られていて当たり前になりました。おそらく油は「体に溜まる」という概念がある時を境に解き放たれ、オリーブオイルやごま油等の植物性のオイルが体に溜まらないどころか健康にいいことが認知され次々と浸透していき、それと同時に国内で植物を原料とした古くから作られている様々な油が次々と製品化されていった感じがします。
その中で「えごま油」も注目を浴び、何といってもえごまに含まれる必須脂肪酸「α-リノレン酸」は自分で作り出すことができず、食べ物からしか摂取することができません。「α-リノレン酸」はアレルギーを抑制したり、生活習慣病の原因となるコレステロールを減少させたり、精神を安定させる働きもあるとされています。えごま油を摂取することで、高血圧や糖尿病の予防、ガンになりにくい体つくりができるというメリットもあり、認知症の予防としても大変注目されています。
但し、身体によい成分が秘められるえごま油には唯一の弱点があり、熱や光、酸素などの影響を受けて酸化しやすく、加熱料理に向かないこと。油の酸化が急激に進み、せっかくの成分が台無しになってしまいます。「かける・まぜる・飲む」が一番適しています。
さてさて、えごまの説明はこれくらいにして、今回お送り下ったのは福島県喜多方市高郷町の「こづちやま棚田の会」の橋谷田さんから。
喜多方市の西側、標高約300mに位置する小土山集落には今もなお日本の原風景が広がり、東に磐梯山、その眼下には棚田が広がり素晴らしい眺望が楽しむことができます。ここの棚田で育つ「美米(うまい)」は寒暖差が大きく澄んだ空気と清らかな水で育った看板商品。
自然美あふれる豊かな場所で育ったえごまから搾油したオイル、まずはそのまま飲んでみましょう。
小さじ一杯分を口の中へ・・・・・滑らかな舌触り、仄かに香るえごまの香りが心地いいです。ゴクゴクと一本飲みたくなるような、癖がないからいろんなものにかけたくなる使いやすさが頭をよぎります。そこで冷蔵庫にあった納豆にかけてみました。
えごま油に少し塩をかけて食べてみましたが、納豆の風味とえごまって食べやすくて相性も抜群です。いつものタレを入れる食べ方に飽きたらコレですよ!
「えごまオパウダー」
粉末もいただいたんですが、これはある意味万能的。オイルよりも熱への耐久もあるので、あえ物、味噌汁、鍋にも使えます。私は早速わかめスープにササッと一振りしてみました。
少しは匂いがあるかな?とスープにいれてみましたが、全く気にならないです。癖がないといいますか、食べるのを邪魔しない。だから万能的で何にでも振りかけても問題ありません。
何といっても若々しさと健康!そのためにも「えごま」をお勧めします。実は過去あるメーカーのえごま油を購入し、今回のレポートように直接飲んでみたんです。そしたらとんでもない鼻をつく臭みといやな苦味。それ以来、えごま油は我慢して使うものだという意識をもっていたんです。ところが、こづちやま棚田の会さんから送られてきたのは全くそうではなく、今回のレポートをしながら「えごま油は美味しいもの」になったのです。
生産者が自然に向き合い、厳しい環境の中で懸命に作った正に心を込めた一本こそ本物と自覚したのでした。
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