「フィンガーライム」
聞いたことがある方、食べた経験がある方はそんなにいないように思いますが、食べた方はきっと「ライムのとってもいい香りがする小さな粒々」と記憶に封じ込まれているはずです。フインガーライムはその名の通りフィンガー:指、ライム:柑橘、という人の指のような形をしていて、サイズや色も様々。カットした切り口をギュッと搾るように押し出すと、プチプチした光沢がある小さな粒が現れます。オレンジ、グリーン、イエロー、ピンクなどの色があってプチプチ食感は口に入れたときのアクセントになります。
「森のキャビア」と呼ばれ、古くはオーストラリアの原住民「アボリジニ」の間で食されており、オーストラリアでは主にジャムの原料として昔から使われているそうです。その美しい光沢、すっきりした酸味に美食家が多いフランスで需要が高まり、今や高級食材となってその人気は世界中へと広がりました。2015年からニューヨークのカクテルでも使われ、海鮮料理との相性も抜群で、欧米で爆発的人気に。やがて日本にも輸入されるようになったのですが、残念なことに冷凍だったため味覚は落ちた状態だったそうです。
「国内産フィンガーライム」
国内ではまだまだ生産者も生産量も少ないようです。今回お送りくださった鹿児島県南九州市頴娃町(えいちょう)の南九州市1000本ブルーベリー園の田口さんから。「まだまだこれからですね、この香りや食感は一度知るとヤミツキになりますし、これから知名度を上げて生産量を増やしていきたいですね」と伺いました。
画像でわかると思いますがいくつか種類があって、中身の色もそれぞれ違うようです。
早速カットしてみると切り口からまるでキャビアに似た綺麗な粒の固まり。すごくキレイでピカピカで、そこからライムの香りが少しだけプ~ン♪それをそのまま口に運び噛んでみると“プチプチッ”うわっホントライム!弾ける、広がるそして「爽やかで美味しい」
フィンガーライムの使い方はいろいろ。食感を楽しみながら風味を引き立たせる役割もありますが「サラダ」に使ってみました。
ドレッシングの上にのっけてむしゃむしゃ“Oh爽やか”ドレッシングの酸味にフィンガーライムの酸味とライムの香りが相まって、これまで味わったことがない爽やかさを纏った野菜サラダに変身。いつものサラダにちょちょいっとのせるだけで美味しく味変♪
酸味があるのだから甘いものにはどうなんだろうとON THEバニラアイス。
フインガーライムをプチッと噛むと“うわぁぁぁ、さ、さわやか~”甘いアイスにこの爽やか酸味あう~~~~♪まさに新食感ですよ、これ。
おうちでぜひ試してほしいですね。プチプチが楽しくてこの爽やかさ、やめられないですよ。