北海道中川郡幕別町。十勝地方のやや南側に位置し、寒暖の差が大きく、気温の年較差・日較差が大きい場所で豪雪地帯に指定されています。絶滅したナウマン象の化石がでたことからナウマン象の町として知られていますが、厳しい気候条件で育った野菜の生産も盛んな地域です。今回紹介するのはここ幕別で育ったまだまだ新しいインゲン豆の品種「キタロッソ」と「かぼちゃ」です。
お送り下さったのはフジイファームの藤井さんから。広大な土地で化学肥料や農薬を使わず育てた野菜たちは子供たちにも安心と地元でも大変人気なんです。早速届いたその日に人参を食べてみました。画像でもわかると思いますが、一口で随分昔に食べたことがある懐かしい味で「これぞ人参」っていう感じでした。じゃがいもはポテトサラダにしたんですが、食感がよくてもっちりしていて柔らかくて滑らか。
藤井さんによれば「キタロッソ」は他の豆類よりそんなに知名度がないのが残念とのこと。「とても美味しいですし、何といっても煮崩れしにくいのが特徴なんです。」ということを伺いまして、「キタロッソ」を食べる前に調べてみました。
「キタロッソ」は十勝農業試験場で育種された新品種で、平成30年に登場した赤いんげん豆です。特徴は色がとても鮮やかで、下煮しても鮮やかな赤い色のまま。皮が破れにくく、煮崩れしにくいため、いろんな料理に使える可能性が高い豆のひとつなんです。
使い方としては、まず水で軽く洗い、沸騰したお湯に使いたい量のキタロッソを入れ、火を止め約4時間放置します。4時間後、好みの柔らかさになればあとは料理に加えるだけ。
サラダに使ってみました。
細かく刻んだキャベツや葉物野菜などに混ぜてみました。通常の大豆やソラマメ、グリーンピースと違って色が赤いですから見栄えも変わってきます。まるで大きな小豆を思わせるキタロッソですが、食べてみると金時豆や他の豆と皮の硬さ、風味が違います。そうですね、「オールマイティに合わせられる豆」という感じです。
かぼちゃ「ブラックのジョー」
実はいろんなかぼちゃをお送りくださいまして、その中で以前から気になっていた漆黒に輝く「ブラックのジョー」を使って煮物にしました。(レンジでチンするだけでもOKです)
お~っこれぞ北海道っていう濃厚な味で、ほっこりホクホク感が来た~って瞬間、口の中にもういない。とろけ感がほんと凄くて、甘くてとっても美味しいです。
他にお送り下さったかぼちゃは、高粉質で肉質が緻密、食味や食感がよいミニかぼちゃ「ほっこり姫」、果肉が濃い黄色で極粉質のミニかぼちゃ「パンプキッズ」、実がぎっしり詰まっていて最もホクホク感が強い「九重栗」の3種。北海道の大地で育ったかぼちゃはどれも納得の絶品ですよ!
さて初めて食べたキタロッソ。荷崩れせず、癖もないですしいろんな料理に合わせられますから、使いやすい豆と思います。かぼちゃのブラックのジョー、これはあまりにもの美味しさにめっちゃくちゃ興奮しました。ぜひ皆さんお取り寄せください。
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