いつもと変わらないお米の研ぎ方で同じ水で炊いてみると、立ち込める香りは心地よく、炊飯器を開けて立ち上るの湯気の苦しさに新鮮味を覚えるほどでした。この日食べたお米はとても美味しくて「湯気まで美味しいお米」として記憶に残ったのです。
お送り下さったのは東北の玄関口福島県白河市の遠藤有機農園さんの有機JAS認証のコシヒカリ。那須連峰の雪解け水を源流に、阿武隈川の豊富な山の水、頂上で無農薬で育てられたこのお米は「歳時記」と言い、厳しい管理の下、冷涼な空気と肥沃な大地で育ったお米は食味もよく地元でも高い評価を得ています。
土づくりにもこだわり、隣町の棚倉町から産出される数千年前海中に生息していた貝類を中心に、魚類や海藻等に含まれるミネラルを利用した肥料を利用。土壌中の通気性・透水性・保水性がUP。さらにレンゲを植え自然の養分を確保することで、稲の根張りがよく病害虫に強い健康な稲が育つそうです。
平成26年には第16回米・食味分析鑑定コンクール：国際大会においてベストファーマー賞を受賞しました。
農薬や化学肥料を使わない自然の中ですくすく育った遠藤有機農園さんのコシヒカリ、食べてみました。
炊飯器にスイッチを入れ30分くらい経った頃、懐かしい囲炉裏から漂うお米がもうすぐ炊き上がるあの芳醇な香りが漂い始めます。
その数分後、炊き上がったお米から漂う何とも香しい香りを一気にスーッと吸い込むと、早く食べたくてもうたまりません。茶碗に装い湯気をフーフー、輝く銀シャリを口に運ぶと「うわ～美味しい！」モチモチ感と甘さ、そして粘りが一気に口の中で広がります。
「こりゃうまいや」とばかりにお茶碗の半分を休む間もなく食べてしましました。おかずなんて目もくれず、勢いが止まらないまま、あっという間に一杯平らげてしまいました。
やはり農家直送に限る！そう強く思うのはこのお米と出会った方はみんなそう感じているはずです。正にいうことなし！文句なし！食べ応え間違いなしのベスト米でした。
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