「うちのドライトマト、なぜかよく売れるんですよね」と教えてくれたのは愛知県豊橋市で20種類近くのカラートマトを生産している仁枝農園さん。イエローミミ、ブラックタイガー、アイスレモン、キャンディホップ等のミニトマトと大玉の桃太郎ファイト、クックゴールド等を生産していて、糖度が高くて旨みが濃い赤いミニトマトとそのトマトを乾燥させたドライトマトはご近所やメルカリでよく売れているんだとか。今回そのトマト、2種類のドライトマトを食べてみました
最初にミニトマトから。
かわいくて手の平でコロコロ転がしたくなるミニトマトは劇的な甘さではなくて、確かに甘いんだけど旨味がギュギュッて詰め込まれた感じで、これはトマトが好きな方ならパクパクと次々に手が伸びてしまうはず。パリッと弾ける皮からあふれる果汁が丁度よくて、程よい旨味が後を引きます。
次にドライトマト
「砂糖や添加物を全然使ってないんですよね。見てわかる通り、ほら何にもかかってないでしょ」ホントにそうなんですよ。よく見かけるドライトマトは食べやすくするために砂糖を振りかけていたり、保存料の亜硫酸塩を使ったりしていますが、仁枝さんのドライトマトは何にもかかってなくて「乾燥させただけ」なんですね。だからこそ、ホンモノの旨味といいいますか、素直に凝縮した旨味が感じることができることや何にもかけていない自園で育てたトマトを「乾燥しただけ」だからこそトマト本来の旨味が感じられリピートが多いのでしょう。
「しっとりタイプ」
セミドライに加工したミニトマト。オリーブオイル漬けにしてみました。オリーブオイル、乾燥タイプのバジル・オレガノ・ローズマリー、ニンニクを少々使いセミドライトマトと一緒に付け込むこと3日。それを茹でたパスタに使ってみました。(味の調整はお好みで)
トマトの旨味がギュギュ~ン!パスタによ~~~く会います。オリーブオイルに付け込んだセミドライトマトはそのまま食べるとトマトらしさを纏いながら、見事パスタの引き立て役に変身しちゃいました。
「ハードタイプ」
そのまま食べると「パリパリッ」まるで硬い飴のようですが、口寂しいときに食べてもよさそう。実際に食べてみると、噛んだ瞬間トマトの香りと旨味、甘さがどんどん広がります。
スープに使ってみました。材料はコンソメ、残った野菜、ウインナー、オリーブオイル、塩胡椒のみ。これでお分かりとおり野菜スープに水で戻したドライトマトを使うわけですね。
しんなりなるまでオリーブオイルで炒めたドライトマト、野菜に水を入れコンソメスープで煮込んだら最後に塩胡椒で整えて出来上がり♪
その味といったら目覚めの食事にピッタリ!トロトロになったドライトマトと野菜を一緒に口に運びスープで流し込むと、今日一日分の栄養豊富な元気の素を取り込んだ感じで頑張れそう。トマトや他の野菜の旨味、栄養一杯のスープはなかなかのお味でした。
ほんとトマト嫌いってよく聞きます。お菓子感覚で食べたられるドライトマトなら食べられるのかも?またお料理が得意な方、このドライトマトの使い方ってまだまだ広がる可能性は十分秘めてますよ!セミドライタイプって少し小さく刻んでアイスやヨーグルトに入れてもいいと思いますし、ハードタイプは粉末にして塩と混ぜ、それを揚げ物や天ぷらに使ってみればどうでしょう。
「ただ乾燥させてだけ」なのに「美味しい」のは、トマトが好きな方が美味しくなるよう手をかけ、管理をしっかりしながら丁寧に育てているトマトだからと思います。
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