榧（かや）の木を知っているって方は、今も山の中で暮らしている方か、山の麓で育った方が殆どと思います。（中には神社やお寺の境内で見たことがあるかもしれません）事実、私も大分県の山間部にいましたから榧の木は知ってはいますが、今回の主役はなんとその榧の木に実る榧の実から搾油した、とても希少なオイルです。「名前も知らなかった」「こんなオイルがあったんだ」って方、いろんなオイルに興味がある方、健康志向の高い方にお勧めです。
世の中オイルが沢山あり過ぎて、オリーブ、米、菜の花、えごま、ひまわり等々。その数は一体どれくらいあるのか見当がつかないほどだけど、どのオイルも共通点があって、美容や健康にすごくいい成分が含まれているってこと！これから紹介する榧の実オイルは、胡麻より多いビタミンE、オレイン酸、リノール酸のほか、榧の実にしか含まれないシアドン酸が含まれています。シアドン酸には、血管や肝臓の中性脂肪、コレステロール値を下げる働きがあります。
今までいろんなオイルを試したり、テレビやネットで見て購入した経験がある方もいらっしゃると思うんですが、やっぱり口に含んだ時の香りと、舌に触れた瞬間に「あれに使おう」とか、「これに混ぜてみよう」って瞬時に想像ができるものが最高じゃないのかな？って思うんです。少々匂いがしても、癖があっても、我慢すれば・・・って方、案外いるんじゃないかな？それをごまかすためにいろんなものと混ぜて使ってる方もいたりして。
榧の実から絞ったオイルって癖が強くなくて、とてもフレッシュなんですよ。何もつけずにこのままゴクゴク飲めるくらい軽くて、森林の香りというか爽やかな感じがたまりません。フランスパンに浸して使ってみたんですが、森の中に刺し込む光を浴びているかのように爽やかで、レモンにも似た柑橘系の香りがとっても心地いいです。
使い方はサラダに、和え物の混ぜてもいいと思いますが、ここで榧の実食用油が出来上がるまでのこと、榧のこと、少し知らせたいと思います。
榧は成木になるまで約300年もの歳月がかかると言われています。ヒノキは約100年といいますから、それだけ希少な木ということになります。きめの細かさと手触りの良さから、榧の木は囲碁や将棋の盤、まな板などに加工されますが、今、その榧は山から姿を消そうと忘れられた存在になりつつあります。今回お送り下さった、榧工房かやの森さんは、日本でただひとつの榧の専門店。希少な榧の木を使った加工品の製造を行いながら「榧を山に残す」ことも行っていいて、榧の存在と価値を守るため、山を切り開き300年先を見越しての植樹作業は今日も行われています。
榧の木から収穫される自園栽培で収穫した榧の実の種子から絞り出した「KAYA OIL PREMIUM」。榧の木に実った青い果実を手作業で剥き、中の種子を絞ったピュアオイルは癖が強くなく、香りもいいことから徐々にその味や風味を求めて広がっています。畑で収穫した実で製油したものと違い、山で育った希少な榧からの恵みが詰まった「KAYA OIL」。
ぜひ毎日の健康に、美容に、お役立てください。
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