「もちきび」
随分昔に食べたっきりのもちきびですが、記憶を辿ると卵かけご飯よりもちきびのご飯のモチモチした食感が好きだった記憶があります。今回お送りいただいたのは勿論その「もちきび」ですが、実は万能的で美容に健康に優れた成分が盛り沢山!これからまずは炊き込みご飯にして食べてみますが、もちきびを使った料理を紹介したいと思います。
お送り下さったのは千葉県長生村の河村のうえん株式会社の代表河村町子さんから。環境に配慮した自然栽培を行っていて、農薬・化学肥料を使わず、土づくりにこだわり「食べる側」のことを常に考えた栽培で、もちきびやお米、野菜を生産しています。
自然栽培は時に過酷な作業を強いられます。どこからともなく現れる害虫、放っておくとすぐ伸びる雑草の駆除は薬を撒けば半減しますが、その農薬や化学肥料を使わず育てた作物は、自然そのものの味なのは勿論、四季折々の土からの恵みを皆さんに知っていただき、赤ちゃんから高齢の方の健康に役立つことを願い、河村のうえんさんでは日々自然と向き合い作業を続けているんです。
健康に役立つ機能をもつ「もちきび」は料理やご飯にプラスするだけなんですが、この小さな粒の「もちきび」にはカルシウムや食物繊維がとても豊富に含まれ、女性に嬉しい栄養素が沢山!もちきびは雑穀のひとつでいなきびとも呼ばれますが、穀物の中で一番低カロリーといわれ良質なミネラル・タンパク質を含み、鉄分・亜鉛・マグネシウムも多く含まれています。
さてそのもちきび、まずは炊き込みご飯にしてみました。幼い頃よく母親が作っていましたが、自分で炊飯するのは初めてです。お米一合に対し大さじ一杯のもちむぎを使いますが、実は河村さんからコシヒカリを少しいただきまして、今回そのお米を使って炊いてみました。普段通りの炊飯ですが、お米は旨味を逃さないように研ぎすぎないよう注意し、水はミネラル水を使用します。(もちきびは茶こしで洗った方が簡単に水切りができますよ)。そして、炊飯前にほんのちょっと塩を入れて炊きます。
炊飯中は部屋の中にまるでポップコーンのような香りが立ち込めます。茶碗に装ぐとお米の白と、きびの黄色のコントラストが綺麗なんですが、もう少しきびが多かった方がいいかもしれません。その味はというとモチモチ!鼻を剥けるお米の香りと穀物っぽいっていうんでしょうか、もちきびの香りが同時に口の中に広がり、噛む度に甘くてとても美味しくて“懐かしいなぁ~”を感じさせてくれました。
お次は「もちきびだんご」
いろいろ考えたんですが、単純で早くできるものをチョイスするとやっぱりお団子かな?
ってことでレンジでも簡単にできるきびだんごを作ってみました。蒸したもちきびをすり鉢で粘りが出るまで磨り潰し、きな粉で丸めたものです。
耐熱ボウルに洗ったもちきび60g(水をよく切ります)と水80mlとひとつまみの塩を入れ、600Wのレンジでラップをかけ5分加熱します。10分ほど蒸らしたら上白糖10gを加え、すり鉢に移しすりこぎで粘りがでるまでつぶします。粘りがでたもちきびを丸めていきますが、この時手の平に水を着けながら丸めた方が楽に丸められます。きな粉、砂糖(お好みの量でいいと思いますがタッパーなどにお好みの甘さで)これで完成です。所要時間は20分くらいでしょうか。
食べてみると粘るもちきび、きな粉との相性がとてもよくて、時折口に残ったきびの粒々を歯でプチプチと潰しながら食べるのも案外楽しいです。簡単で美味しい!おやつにいかが?
環境を考え、無農薬栽培、天日干しで育てたもちきび。いろんな食べ方や作り方が盛り沢山。
美容に健康のために「もちきび」を食べましょう!
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