姉妹で作ったお米、優しくて美味しくて癖になりそう!ありがとう園 -岡山県矢掛町-

田んぼや畑、山で仕事をしている人ってきっと男性のイメージが強いはず。力も必要だし、汚れるし・・・田舎育ちだった私もお米や野菜は男性が作り収穫するもので、たまぁに奥さんやお婆ちゃんがサポートをしているというのが当たり前の環境で育ちました。中にはご夫婦で一緒に作業をしている方もいらっしゃいますが、男仕事というんでしょうか、基本は男性が精を出すのが当たり前の農作業。ところが、今回紹介するお米農家さんはなんと「姉妹」でお米を立派に育てているんです!

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もう驚きでした。といいますか私が男性の仕事だとどこか決めつけてしまっていたからなんでしょうね。女性が二人で力を合わせ田んぼの仕事をしているなんて、今となってはちょっと羨ましいです。今回お米をお送り下さったのは倉敷市の奥座敷として名高い岡山県矢掛町の「ありがとう園」さんから。

「ありがとう」・・・この言葉の響きっていいですよね♪人や自然にすべてに対して感謝!きっとそんな思いでありがとう農園さんって名付けたんでしょう。その感謝の気持ちをいつも忘れず頑張るお二人が作るお米はここ近年評価の高い「きぬむすめ」です。

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お父様から受け継いだ広大な農地の周りは山々が広がり、恵まれた自然の中でお二人で仕事を分担し水の管理、田植え、稲刈り、保存、販売に至るまでお互いが協力し合いながら日々作業をしています。

ありがとう園さんが栽培するきぬむすめはすべて一等米!きぬむすめは1992年に「キヌヒカリ」と祭り晴れ(愛知92号)の共に倒れにくく食味の良さに定評があった二つを掛け合わせて作られた品種なんですが、コシヒカリに負けず劣らず、優良品種として注目のお米なんです。

ではお二人が生産したきぬむすめ、食べてみたいと思います。

米袋から一握り手のひらでお米を見ると、サイズは普通の中粒なんですが粒揃いの良さに驚きました。というのも「品質の高いお米の条件」のひとつに粒が均等で変色したりしていないことなんです。ありがとう園さんのきぬむすめ、粒が揃っていますから炊き上がりも期待できそうです。

せっかくのいい状態のお米も、研ぎ方がよくないと食味が大きく変化します。以前から何度もお米の研ぎ方を書いてきましたが、とにかく「優しく丁寧に」が基本。ボウルにお米を入れ、水(できればペットボトルのお水)を入れて5~6回混ぜすぐにザルにお米を移して水を切り、次から水道水で同じ要領で数回繰り返し、水がある程度透明になったら炊飯にはペットボトルの水を使います。30分(春・夏の時期)ほど浸水させ、早炊きで一気に炊き上げます。とまぁこれが我が家流のお米の炊き方です(お米も生き物ですから雑に扱わないことと思います)※ちなみに暖かくなる時期は冷蔵庫の野菜室でひと月で食べきれる量を保存することをお勧めします。

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さてさて炊き立てのきぬむすめ、茶碗によそうと“キラッキラ”♪一粒一粒とにかくテカテカ眩しいほど輝きを放ち、箸で持ち上げるとそれぞれの粒に粘りがあるのも確認できます。

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口に運びモグモグっ・・・・・凄い!とっても柔らかい!そして“甘い”♪

これは本当に去年のお米?新米の状態とほぼ変わらないかも?と疑ってしまうほど鮮度、味、粘り、食べ応え、後味すべてがバランスのとれた一級品。茶碗に半分わざと残し冷めた頃合いで食べると、整った味わいがより一層くっきりとわかります。「お米は冷めてから」といいますが、まさにその通りでより甘く、味も深く感じますからお弁当やおにぎりに最適なこともよくわかります。

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タケノコご飯に使ってみましたが、シャクシャクした歯ごたえのタケノコの旨味ときぬむすめとの味わいが加わり、春の香りがパッと食卓に広がりました。

姉妹で作ったきぬむすめ、最高です!見た目と味がぴったりでこれを毎日食べるともう離れられなくなりそう。優しい味わいを経験してみませんか。

 

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