幸せを呼ぶ青い卵「神鶏(かんとりぃ)」 アリとキリギリス農園 -長野県麻績村-

「青い鳥」ならぬ「青い卵」が今回の主役。“えっ青い卵?”と思われる方、実際この日本に存在します。しかも、ちゃんと美味しく食べられる食用卵なんですが、その卵は「アロウカナ」という南米チリのアラウカノ族が飼養してきた鶏が産む卵で、大きな耳羽を持ち尾なく、全体的にふっくらした体形。アロウカナは産卵能力が低く、一羽のアロウカナがたくさんの卵を産むことがないため、非常に希少な鶏の一種。

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最も特徴的なのが殻の色が薄い青色なこと。鶏の種類によりますが、アロウカナは胆汁と同じ色素のオオシアンが影響し青くなるんだとか。また、ビタミンが豊富に含まれることから女性に人気の卵のようです。

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お送りくださったのは長野県麻績村でお米の生産をメインにアロウカナの飼育を手掛けている『アリとキリギリス農園』の久保田さんから。村に広がる聖高原の冷たくミネラルを豊富に含んだ雪解け水で育てられた、あきたこまち「麻績美米(おみうまい)」は作付け前から完売するほどの超人気米。自然に恵まれ、寒暖差が大きい中で育つお米や野菜はどれも美味しいんです。

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アロウカナの飼育は鶏の健康を考えた平飼い・放し飼い。元々畑だった場所に小屋をたて、外と変わらない環境にしているそうで、草や昆虫などを突き、砂浴びしたり日向ぼっこしたりして、のびのびと飼育されています。与える飼料はこだわりの安心安全自家栽培食料使用の発酵飼料とカルシウム補給の牡蠣殻のみで、それに加えあきたこまち、季節の野菜、信州産純粋はちみつ、いちご、ブルーベリー、どくだみなどの他、地元で収穫された頂きもののりんごやシャインマスカット、えのき茸、きくらげ等、信州の自然の恩恵で育った作物も与えているんだとか。

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絶好ののびのび環境の中、自家栽培の飼料や季節の山菜、果物を与え育ったアロウカナの卵、これから食べてみたいと思います。

 

よく見かける卵かけご飯にして食べてみようかなと思ったんですが「釜玉うどん」にしてみました。スーパーで購入した冷凍うどんに出汁をかけ、そこへポンとアロウカナの卵をのっける。何ともシンプルですが、卵の味を確かめるには卵かけご飯と並んで最適。

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熱々のうどん麺の上に殻を割り卵を載せると、普段よく見る卵よりもやや色が薄い感じ。こんもり盛り上がった黄身に箸を差し込み、あふれる黄身にうどんを纏わせズズッ・・・

しっかり美味しい甘くて濃厚なコク!そして卵嫌いな方が口をそろえて言う臭みが全くありません。それと白身のぬるぬるした感じがしないからとっても食べやすいです♪卵は育った環境や餌で変わるといいます。私が食べたアロウカナの卵、紹介したように信州の山奥で自然の中で育ち、栄養が豊富な餌や綺麗な水を与えて育ったわけですから、とても美味しかったです。卵に対する価値感、少し変わった感じですね。

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オーナーの久保田さんは少子高齢化による遊休農地増加に歯止めをかけ、笑顔と活気あふれる中山間地域を未来に残そうと活動をしながら、お米や野菜、そして今回お送り下さったアロウカナの卵を生産・販売をしています。美味しくいただいた青い卵、どうです、お取り寄せして「ホントに青いんだ」を経験してみては?

 

お買い物は買っちゃうナビカートより

 

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