“鼻グジュグジュ…目かゆかゆ”…ハ・・ハックション!”
マスクとティッシュがお供のいや~な時期が毎年やってくる!そう「花粉症」の季節。花粉と聞いただけで、この文字を見ただけで過敏に反応する方もいらっしゃるとか。
ここ何年か前から和歌山県が最大の産地の「じゃばら」をご存知ですか?実は花粉症に効果がある(個人差があります)とされる柑橘なんです。
「じゃばら」はさわやかな香りを持ち、酸味が強くてほんのり苦味がある、ゆずやだいだいなどと同じ果汁や果皮を利用する香酸柑橘のひとつ。花粉症に対する効果が岐阜大学の研究発表でされたことで注目が集まり、今や花粉の飛沫がニュースや天気予報で紹介されると「じゃばら」を求めてJAなどを通じ、農家さんに注文が殺到するケースもあるようです。ちなみに「じゃばら」の名前の由来は「邪を払う」からきているとも言われていますから、花粉症の症状が出やすい方にとってありがたい柑橘なんでしょうね。
さてその「じゃばら」はそのままだと、とても酸味が強く、生食では食べられないほど。ですから果汁と他のものを混ぜて食べるか、マーマレードにするのが定番。が、しかし!このじゃばらを「ゆずごしょう」ならぬ「じゃばらごしょう」にしたものと出会ったのです。
開発・製造をしているのは和歌山市のダイナミック食品㈱の中社長さん。ゆずの代わりにじゃばらを使うなんてよく考えたなって思いました。『買っちゃって王』のオフィスはゆずごしょうの生産が最も多い大分県にありますから、この商品の名前を聞いたときは驚きました。
ゆずごしょうはゆずと赤や緑、黄色の唐辛子と食塩を混ぜて作るのですが、今回ご紹介する商品も生で食べるはずのないゆずの代わりにじゃばらを使っているわけですから、そりぁもう興味がないはずありません。
ゆずごしょうはお豆腐などにつける薬味として使われますから、じゃばらごしょうも同じ感覚でOK。で、ほんの少し箸の先にとって口に入れてみました。柑橘の皮の風味、そしてゆずごしょうと同じ塩気と辛さ、この3つが口に入れわずか1.5秒程度でキンッという音を立てるかのような感覚で一気に舌の先を攻めてきます。そしてその直後「か、辛っ(一瞬にして額に汗)」でも、その辛さが塩気と相まってすごくいいんです。ゆずとは一味違う独特な旨みは揚げ物や刺身、焼き鳥の薬味にドンピシャ。
スーパーで購入した大分県産のカンパチにちょびっと載せてそのままお口へ。魚の脂の旨みと「じゃばらごしょう」の塩気、じゃばらの風味が一体となった瞬間、すごくサッパリいただけて刺身が美味しいです。
そして飲み込んだ後の「じゃばら」の余韻、この柑橘特有の香りが辛さと共に残って、また一切れと次々に「じゃばらごしょう」を付けては口にを繰り返しました。食べ終えて体がなんやらポカポカ・・・いつでも使えるようにテーブルに一本置いておこうっと。
お次は大分県のソウルフード「とり天」に。
大分県内やその近隣で焼き鳥や天ぷらを食べるとき、たまにゆずごしょうが付いてきます。
味に飽きた時なんかにちょっとつけて食べるとこれまた食欲が湧いてきて、ビールがほしくなったり。今回せっかくなので大分県民ならだれでも知っている家庭料理「とり天」に使ってみました。要するに鶏肉の天ぷらなんですが、大分の人なら週に一度は食べてる当たり前のおかずで、ポン酢とからしを付けて食べます。たまに味に飽きてくるとゆずごしょうを付けるときもあります。
その味はというと・・・
これもいける!鶏肉と合ってます。と言いますか、揚げ物との相性もいいですね。じゃばらの香りとポン酢の酸味って邪魔することなく食べることができます。アツアツふわふわのとり天、じゃばらごしょうも素直に仲間入りってとこですね。
次に紹介する「ダイナミックタレ」はダイナミック食品さんの主力商品。
創業から約50年間、変わらぬ味として地元のスーパーなどで販売されていて、先に紹介したじゃばらを使ったドレッシングやいろんなタイプのタレも製造販売しています。「ダイナミックタレ」は優しい甘さを出すために摺り下ろした生タマネギの中に、しっかりとニンニクの風味をいかした、まさに「ダイナミック」な味わい。また風味を損なわないよう、あえて「石臼練り」にしているこだわりよう。和歌山の家庭では、焼肉・ホルモンで焼きをするときに、なくてはならない一本のようです。
鼻を近づけてその香りを確かめてみると、ん~にんにく!これはたまらない、いい香りです。
すごくコクがある深い感じがします。
焼肉に使ってみました。
これまたスーパーの安いお肉をジュジュッと焼いてタレにIN・・・??予想外・・・もっと濃い味かと思っていたんですが、すごいシンプルでさっぱり。
香りは間違いなくニンニクや生姜、そしてリンゴなのでしょうか、甘さも時々感じるんです。しかし、いざ口に入れるとさっぱりしているのに驚き。色や香りからもっとねっとりと肉に絡んでしつこいのかと思っていたんですね。ところが違う位置に存在感があって肉の旨みを活かしてくれるのがこのタレのいいいころ。タレが肉の美味しさを引き立ててくれていますから、脂身が多い肉でもこれなら少々の量は食べることができそうです。さっぱり美味しいダイナミックタレ!肉と一緒にスタミナをつけるならコレ♪
和歌山県民御用達の2つ。健康と元気を呼び戻すには最適なのかもしれません。じゃばらを使った「じゃばらごしょう」は、これまで使ってきたゆずごしょうと同じ感覚で使えますし、「ダイナミックタレ」は焼肉やホルモン焼きにぜひ使ってその存独特な存在感と風味を経験してもらいたいですね。
ご注文は、買っちゃって王カートから。