幸せを運ぶ幻のお米「旭一号」-きよみずしぜん村- 熊本県菊池市七城町

縄文時代からはじまったとされる米栽培。

我々日本人はお米とともに生きてきたといっても決して過言ではないと思います。
今回紹介するお米は縄文時代まで遡ったお米?とはあり得ませんが「旭一号」という、昭和初期に登場した品種で、このお米無くしては他の品種の米も登場しなかったであろうと言われ、今ではどの農家さんもほとんど作っておらず「幻」といっていい品種のお米です。
その幻と言われる希少な旭一号を熊本県菊池市の農家さんから送っていただきました。

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お送り下さったのは菊池市七城町の「きよみずしぜん村」さんから。
阿蘇の冷たい伏流水と菊池川の水質のよい水、寒暖差の激しい気候の中で旭一号を生産しています。この旭一号は、昭和初期、西日本一帯に広く普及し、大粒で、市場評価はきわめて高く旭の米時代を築き上げたました。しかし倒伏しやすく、籾が脱粒しやすいという欠点から、生産をする農家さんはいなくなりました。
歴史をさかのぼると旭一号は明治20年にできた「日の出」という品種が最初で、この「日の出」の中から見つけ出されたそうです。明治42年に京都府乙訓郡向日町字物集の山本新次郎氏が「日の出」の栽培田から2穂の変型を選抜し、1911年に旭と命名し、「一名」、「京都旭」と呼ばれ、大正4年に京都農業試験場が旭(京都旭)から「旭1号」を純系淘汰選抜し、1920年(大正9年)に奨品決定したのが起源のようです。

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その旭一号を見事に復活させ、一粒も他の種が混ざることがないよう種の保管、播種、育苗、田植え、稲刈り販売に至るすべてにおいて生産をする「きよみずしぜん村」さん。
しかも農薬ゼロ、肥料もゼロ(自然栽培歴10年以上!・残留農薬/放射能未検出)といいますから、如何に食べる側の健康を考えているのかが伺えます。

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早速炊飯してみました。

真空になっていますから、劣化もなく鮮度もいいいです。

最近嗅いだことがない懐かしい炊き立ての香り。
瞬間的ですが記憶が遠く向こうにいってしまい、炊事場からガスの炊飯器で炊いたときの香りがしました。

4茶碗に盛り白く輝く米に目を向けると粒が大きいのが確認できます。
一口食べてみると「あ~懐かしい」。さっぱりしていてかなり食べやすいです。
一口食べて「もう一杯食べよっ」て決めてしまう方もこのお米ならいると思いますね。5お米の旨みを素直に記憶の奥に運んできますから、近年誕生したお米を食べつけている方は「この米なぜうまいんだ?」と不思議に思うかもしれません。

昔々は場所によるでしょうけど、今みたいに甘いもっちりしたお米なんてなかったですから、旭一号の旨みが引き立つお米こそ基本なのかもしれません。

懐かしい味わいから童心に帰ることができました。
腹が減ったらおにぎり・・・そんな時代がまたくるといいなぁ。
お買い物は、買っちゃって王カートから

 

 

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