京都市中心から北西へ約25km。豊かな自然に囲まれた京北町で山地の気候を活かして無農薬にこだわり、最新の生産技術を用いた農業スタイルを実践しているひろ農林合同会社さんから「京仙人」という自然薯を送っていただきました。
上桂川の清流と澄んだ空気に恵まれた土地で、植え付けから収穫まで農薬を使わず育てた自然薯は、老若男女問わずその粘りと美味しさが人気で一度購入したお客様が殆どリピートされるそうです。
ここ近年、様々な地域で自然薯栽培がおこなわれていますが、私が幼い頃祖父から頼まれて山に入り、長い柄が付いた自然薯堀りのフクシという専用の道具を使い、掘り当てた自然薯を折ることなくもって帰ると500円、半分折れると250円の小遣いをくれました。特に大きいものは1,000円くれた思い出があります。ふかふかした畑で育てるような人による栽培ではなく、割と硬い山の中の土の中で自然と育つので掘り出すまで2日かかったこともありました。今思えば私もそうですが自然薯(田舎でな山芋といってました)をとろろで食べると、とにかく元気になるんですね。
自然薯堀りは私が幼い頃の秋の恒例行事となっていたのも、滋養強壮にすごくいい成分が含まれていますから、自然薯古くから重宝され山から頂く薬のような役目だったのかもしれません。
ひろ農林さんの育てる自然薯はできるだけ野性に近い環境になるように努力と工夫を重ね、自社の山で採取した山土をそのまま使ってみたり、水はけのいい川砂を使ってみたり、何が一番自然薯が祖経つために喜ぶのかを常に試しているんだとか。
肥料は植付時に1回のみ与え、その後は無肥料・無農薬で育てており、野生身が強い自然薯が健康にすくすく育つための好環境を作りなから努力を惜しむことなく育てています。
「山薬」とも呼ばれる自然薯は、昔から医薬にも使われてきたほどで、現在でも生薬として漢方処方の一つとして使われています。アミノ酸、ミネラル類、葉酸、ビタミンB群など、疲労回復や免疫力増強の強い味方の成分がたくさん含まれています。特に抗酸化作用や老化防止によいとされるビタミンEが多いのも特長です。ビタミンEといえば、若返りビタミンとしてアンチエイジングにも二重丸ですよね。胃の粘膜保護や余分なコレステロールの排出を助けてくれたり、まるで山の奥深くにいる「仙人」のような奥深いパワーを秘めています。
自然薯「京仙人」をいただいてみました。寒暖差が大きく清流が流れる山奥育ちの自然薯は間違いなく美味しいはず。
おろし金で摺り下ろし、更にすり鉢に入れすりこ木棒で擦るように混ぜていきます。そこへ白出汁を少々加えご飯にのせて食べてみました。するとあれ?・・・普通に山で獲れる自然薯と殆ど変わらないんですね。お餅のようにねっとりで、香りも豊か。ご飯に、短冊切にして鰹節をかけその上に少しの醤油をかければお酒のアテに。市販にはない新鮮そのものの味を堪能するならば、ここの自然薯がお勧めです。
山の幸の王様といっていいでしょう。滋養強壮に、毎日の健康に!自然薯京仙人のお取り寄せは買っちゃうナビカートから。