ラーメンや中華料理によく入っているきくらげ。「あ、あのきくらげね」という程度の認識の方が殆どなのかもしれません。料理の主役からは程遠いきくらげだけど、現在国内で流通しているきくらげの殆どは中国産という現実を知っていますか。国内生産のきくらげはごく僅かで国内全体の消費量は26,000トン、このうち国内生産量は約800トン。なんと5%にも満たないんです。
きくらげはビタミンB群、ビタミンEを豊富に含んでいて、疲労回復や老化防止に効果があります。 鉄、カリウムも多く含まれ貧血や高血圧の予防に優れ、キノコ類の中でもコレステロール低下作用が高くて便秘や動脈硬化も抑制してくれる凄い効果が期待できる成分が実に豊富。おまけに味にクセがないからいろんな料理に合わせやすいのも魅力。
今回お送り下さったのは広島市安佐南区の「みやもときくらげ農園」さんから。
「より健康に、より美しくより楽しく」をお客さまにお届けできるように、「美味しかったよ」の声をまたいただけるようにという願いを込めて生産されるきくらげは地元のメディアにも取り上げられたり、きくらげの需要を広げようとSNSやホームページでも情報を発信しています。
HP https://kikurage.shop-pro.jp/
Facebook https://www.facebook.com/kawautikikurage/
宮本さんから送られてきた商品の中で最も注目したのが「おつまみきくらげ」。今までいくつか生産者直送のきくらげを紹介してきましたが、おつまみのきくらげは初めて。化学調味料や保存料を一切使わず、枕崎産鰹節・利尻産昆布・小豆島醤油を使い炊き込んで作った伝統技の佃煮。ではおつまみきくらげから食べてみたいと思います。
袋から取り出すと真っ黒！そりゃそうですよね、もともと黒っぽいきくらげを煮込んだわけですから。
箸で持ち揚げるとプルンプルン♪ビールをグラスに注ぎスタンバイ、口に入れて噛んでみると柔らかい弾力にシャクシャクした歯ざわり。
味は「さっぱり！」濃すぎず、薄すぎず、とても美味しいくてそれをビールで流し込むと、新しい食感を楽しもうとまたひとつ口の中へ。それをまたビールで流し込みます。次は芋焼酎でもいただいてみましたが、酒のアテにバッチリです。
次に試したのは乾燥したきくらげを細かくカットしたもので、水に戻して使います。（15分くらいで柔らかくなります）
簡単に・・・すぐに食べられるもの・・・手っ取り早いのは味噌汁やスープに入れること！
ということで、鶏ガラ（小さじ2）に刻んだネギ、水300㏄でスープを作ってその中に水で戻したきくらげをIN。※きくらげはひとつまみ程度
あ～これも面白い食感だわ♪シャクッ＆コリッの連続。このきくらげは小さく刻んでいるから水に戻しおておけばどんな料理にも使えます。
そうそう、ダイエット中の方お勧めですよ、コレ！お肉の代わりって思って使うのもいいんじゃないかしら。
さて次によく見かける乾燥きくらげ。これも水に戻してから使いますが、私は大好きな天ぷらにしてみました。
水気をペーパータオルでふき取り170°の油で約1分程揚げます。
揚げすぎるときくらげが風船のように膨らんでしまうので要注意。揚げたてをポン酢でいただきましたが、これまたアツアツの衣の下のきくらげの食感、たまりません。
リズミカルに砕くように食べては次という感じで、8個揚げたきくらげはすぐに食べてしまいました。
「健康は自ら」サプリもいいけど、自分で体にいいものを作るってのも食べる楽しみがあっていいものですよ。別に難しく作らなくても構いませんし、乾燥したきくらげをレシピに加えるだけなんですから。お肉の代わりに、みそ汁に、粉末にできればもっと使い道も増えるかもしれません。国内生産のきくらげはもっともっと増えて、いつの日か自宅に家庭にあって当たり前になる日がくるのかもしれません。