うどんの栄養全部取り込んでほしい!パチャママ農園の黒うどん -茨城県下妻市-

「うどん」みなさんおそらく小さいときから食べてきたはずで、サッと食べれておなかの溜まり具合も丁度良く、全国にいろんなうどんがありますが「黒いうどん」ってそうはない、いや殆どないと思うんです。これから紹介するうどんは「黒うどん」という色は黒いがその中身がすごかった!というこだわりの麺です。

 

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お送り下さったのは、茨城県下妻市で季節の野菜を中心に生産をしているパチャママ農園さんから。これから紹介するうどんの原料の小麦、大根、きゅうり、にんにくなどは無農薬・無化学肥料による栽培で作っています。簡単に農薬や化学肥料を使わないといいますが、これほど管理が大変で自然と向き合いながらの作業は本気で好きじゃないとできませんし、何より食べる側のことを第一に考えなければいけません。地元では「また食べたくなる不思議な野菜」「料理で使ったら甘くて美味しかった」という声も多く受注後に収穫を行い、畑直送ということもあって、旬の野菜は地元の人気商品のひとつ。中央に砂沼、東に小貝川、西に鬼怒川、清らかな水と肥沃な土地で、農薬・化学肥料・除草剤を使用せず、自然と寄り添いながらご夫婦で野菜を栽培しています。

 

ご夫婦で2012年に始めた農業でしたが、お二人とも「青年海外協力隊」として南米のボリビアに行き、主に村落地域での井戸掘りや、保健指導を行っていたそうです。そこで目の当たりにした農村での生活習慣や文化の違いを経験しながら、日本にはない真の生活の豊かさ、助け合う精神、家族愛を実感し、今後の生き方を大きく変える出来事になったんだとか。日本に帰国し農業を始めようと思い立ち農業研修後、就農し現在に至ります。

 

さてこれから食べてみる黒うどん、なぜ黒いのかというと、原料の小麦の表面部分の栄養豊富な「ふすま」も粉に挽いているからなんです。小麦のおよそ15%を占めるふすま(小麦ブランともいいます)はミネラル(リン、カリウムなど)、ビタミン(B 1 、B 2 、E)を多く含み、 食物繊維の含有量も42.8%と穀物の中ではトップ !また製麺時に使用する塩は南米アンデスの標高3700m付近に位置する「ウユニ塩湖のミネラル豊富な塩」を現地から取り寄せて使っているそうです。

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1袋250g入りの麺の太さは極細、細、太の3種類。その中の「太」を茹でてみました。

時々吹きこぼれないよう、火加減を調節しながら茹でること約10分。季節柄夏ということもあって冷水で麺を洗い、氷水でしめ、冷やしうどんにしてみました。

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まずはどんな風味なのか、一本だけスーッと口の中へ吸い込んで噛んでみると、小麦の香りがふんわり漂います。どことなく田舎の味わいといいますか、懐かしい感じもします。

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次に何本かうどんを箸でつまみ、麺つゆに漬け一気に「ズズズっ」・・・コシもあり噛むほどに表れる豊かな小麦の香りがとてもよく、さらに冷たさも手伝って夏の雰囲気が漂う中でいただく黒うどんは次々に胃袋へ消えていきます。

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うまし、黒うどん!
農園名の「パチャママ」は南米アンデスの現地語で「母なる大地」を意味する言葉で、現地の先住民たちが昔から信仰している豊穣を司る大地の神のこと。それを心に持ち、土に太陽に水に感謝をし働くこと、働けることはありがたいことでもあると私は思います。そんな思いが込めれらた黒うどん、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。

 

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