ここ最近農業をやりたい!と強い意志を固めた女性が目立ち始めています。今回紹介するのは100年もの歴史を刻んできた農家さんを継承した女性が作ったぶどう「ポートランド」をレポートします。
と、その前に。
この女性、高橋ひかりさんといいます。なんと明治の中頃から3代続く農家を継承し、0歳の娘さんを育児中に就農したんだとか!!これは凄いです。相当な覚悟と勇気がないとできるはずない・・・。高橋さんが農家になろうと決意する理由は離農を考えているご夫婦と縁があり、実際に農地を見学したり、持主だったご夫婦の優しい人柄に惹かれ、農業を中心にいろいろなことに挑戦をしてみたい!と思い就農したんだとか。
農園の場所は北海道のワイン特区の仁木町にあり、ブドウ栽培が盛んな地域でワイナリーも多く、サクランボも有名。最近ではミニトマトの農家も増えているそうです。高橋さんの継承した農園の場所は、古くから「トマップ」と呼ばれ親しまれていて、とても響きが良い地域名で、耳に残りやすく、その地域を農業を通じて発信していこうと心に誓い、そして「歴史を守りながら、初心を忘れない農業をしたい!色んな人にこの地を知って欲しい!」と強く思う気持ちが「TOMAPU FARM」のはじまり。
特大エビを乾燥させた肥料を使い無農薬栽培のブドウ、サクランボ、トウモロコシを栽培し、まだ小さな子供を育てながら自らも経験を積みながら育っていくという高橋さん、今後に期待です、
お送り下さったのは「ポートランド」という無農薬栽培のブドウ。
ポートランドは流通量がわずかでとても希少な品種でワインの原料にもなるブドウのひとつ。箱を開けると初めて食べる品種ということもあって、どうしても待ちきれず自然とブドウに伸びて行き、そのうちの一粒を口に入れひと噛み・・・オイシイ♪
爽やかな香りと甘みが広がり、とてもジューシー&フレッシュ!!。甘さと果汁の隙間から時折酸味が覗かせます。おそらく完熟直前なんでしょうか、いくつか房から落ちている粒もありましたが、次々と口に運んでしまい、暫し口の中は甘いブドウのオンパレード♪皮が薄いからなんでしょうか。食べやすさもピカイチです。
高橋さんは7人兄弟の長女。兄弟の面倒を見るのが大好きで、そのことから子供と関われる幼稚園教諭になりたいという夢を実現し、結婚と出産を機に退職、そして就農しました。人生の岐路といいますか、何か心を震わせるようなきっかけがないと農業をやっていこうなんて思わないはずです。きっとその背景には、作物を育てる傍ら「私にもできた。だから女性でも頑張ればできるんだよ」ということを世の中の女性に向けてメッセージを送っているように思います。
皆様、ぜひご賞味ください。そして心から応援してあげてください。
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