無花果と書いて 「いちじく」。
クワ科の植物で江戸時代に中国から日本に伝わり、収穫時期は5月から9月ごろ。倒卵球形の隠頭花序をつけ、熟した暗い紅紫色の実の中身を食べます。名前の由来は、果実が1ヶ月で熟すこと、あるいは1日に1果ずつ熟すことから一熟(いちじゅく)という呼び名から「いちじく」に変わったようです。
今では全国で栽培され、生食のほかにジャム、缶詰などにされています。そのいちじく、実に懐かしい味にした甘露煮を、福島からお送り下さいました。
お送りくださったのは福島県郡山市に本社がある、きのこ総合センター㈱の佐藤さんから。田村郡小野町に加工所、日光には店舗があり、地元で獲れたきのこ、山菜などから加工食品、健康食品、お漬物、乾物を製造しています。その中でオススメなのが「いちじくの甘露煮」だそうで、きのこの杜というホームページでもPR中。
いちじくは、以前ジャムやコンポートを食べたことがありますが、きのこ総合センターさんから送られてきたいちじくの甘露煮は開封すると小ぶりの無花果が7~8個入っています。
以外と小さいので食べきりサイズといったところですが、このジャパニーズデザート、じっくり時間をかけて煮込み、甘さを中まで浸透させて作り上げた上品な味わいなんだとか。いちじく本来の美味しさをじっくり味わってほしいということでした。
では、お皿に移して一口・・・・
あ、甘~い&おばあちゃんの懐かしい上品な味。
じっくり煮込んでいるからなんでしょう、ふっくらしていて、いちじくの味がそのまんま残った煮加減も、食べるのに丁度いい。いちじくの好きな方にはたまらない味のはずで、お茶うけやお進物もきっと喜んでいただけるのではないでしょうか。
我々日本人の繊細な味覚を満足させる、素朴にして奥深い味わいに、心ゆくまで満足できました。
さてここまでご覧頂いてお気づきの方もきっといらっしゃると思いますが、今あってはいけないことが事実起きているようです。それは東北大震災後の「風評被害」。きのこ総合センターも同じで、お送りくださった佐藤さん曰く、以前のような売上が見込めず、必死な毎日なんだとか。皆さん、安心そして安全。これこそ基本であり、当たり前のことなんです。実際いちじくの甘露煮を食べて美味しいですし、何ら遜色もなくまた食べたいと思うばかり。本当の美味しさは、忘れてはいけない味は近くにも、遠くにもあるはずなんです。
いちじくの甘露煮のご注文は、買っちゃって王カートから。