前回紹介したのはドライトマト。そのまんま食べても、パスタやスープに使ってもコクや旨味がUPしていつもと違う味わいにドライトマトの上手な使い方を覚えました。今回オーナーの仁枝さんから「ちょっと思いついてね、うちのトマトを凍らせてみたのよ、そしたら・・・」
早速送ってもらったトマトはまるで球状のアイスのよう。袋を手に持って少し揺さぶるとカチカチ音がします。それともう一つ、様々な色のトマトだから見栄えもいいしトマトの感覚じゃなくなりそうでマジで中身にクリームでも入ってるのかも?と勘違いしそうです。
仁枝さんはトマトを専門に様々な品種を手掛け、地元の販売やネットでも結構売れていて、購入した方はほぼリピート。というのも「美味しいから」で、私も仁枝さんから送ってもらった生のトマトを何度か食べましたけど、不思議と飽きないんですよね。甘さと酸味が丁度よくて、私の身内も仁枝さんのトマトの大ファン。
その美味しいトマト、なぜわざわざ冷凍にする必要があったのか?その理由を聞いてみると、収穫の時どうしても割れや規定内のサイズじゃなかったり、ほんの少しだけ歪な形のトマトが出るそうで、そのまま食べても味には全く問題がないんだそう。これを何とか無駄がないようにしたいということもあって冷凍にしアイス感覚で食べられればと考えたのが冷凍トマトの始まり。
元々味もよく甘さも酸味もすごくバランスがいいトマトだから冷凍しても味に問題がなく、むしろ美味しくなったそうです。
冷凍にした理由はもう一つあって、凍らせることで細胞が崩れゼリー部分と身が一体化し濃くなる性質があるんです。そのアイストマトはそのまま食べても勿論美味しく、スープやトマトを多く含むハヤスイライスに足して煮込めばコクが深まりいつもより更に美味しくなります。
じゃあ誰でも冷凍にすれば自宅でも簡単にできるはず?・・・誰もがそう思うでしょうね。
ここに最大の答えがあって、仁枝さんが作るトマトはもともと生の状態でもコクや甘さ酸味のバランスがいいから、冷凍すれば更に舌に伝わる味わいが増すわけです。
実際私も食べてみましたが、アイスのようなすごく甘いものではなくてトマトそのものの自然の甘さが口の中の温度で徐々に溶けていくのと同時にトマト本来の旨さが広がっていく様がたまりません。しかもいろんな色のトマトもそれぞれ味が違うからそれを楽しみながら食べるのもなかなか乙。
ハヤシライスにも使ってもましたが、解凍しなくてそのまま使えますし、これまたすごくコクが増して市販のハヤシライスが別物に変身。
卵スープに使ってみると、トマト旨味が広がって豊かな味わいに。
アイスもいいけれど、アイストマトも暑い日にポイッと口に放り込んでキーンという冷たさをトマトで経験するのもいいでしょうし、カップに入れてテーブルの上に置いておやつ代わりに食べるのもいいかもしれません。また凍ったまま崩してカルパッチョや豚しゃぶに載せても美味しいですよ。
仁枝さんから、そのままでも美味しいんだけど料理のレシピに加えていろんなシーンで使ってみてほしいですし、トマトの可能性にいろいろチャレンジしたいそうです。
リコピンやビタミンCの栄養摂取は味を逃さない冷凍トマトからでもできますよ!
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