これまで何度か紹介してきた「きくらげ」ですが、本気で思うのが「国内生産をもっと増やしてほしい」こと。ラーメンや中華料理に使われるきくらげの9割は中国産ということを改めて知っておいていただきたいです。なぜ国内産のきくらげに執着しこだわるのか?その理由は大きく分けて3つあります。
①プリプリなのに歯ごたえがコリコリ。殆ど味がない分料理に付きやすく合わせやすい。
②「食物繊維がゴボウの3倍」骨や歯を丈夫にしてくれるビタミンDの量が食品の中でトップクラスで鉄分・カルシウムも豊富に含まれている。
③腸活にお薦め(便秘・肥満・糖尿病の予防、ダイエット効果)
さてそのきくらげ、今回お送りくださったのは株式会社エコ革ファームさんから。しかも乾燥ではなくぷるるん状態の「生」で届いたのがウレシイ!太陽光発電システムの株式会社エコ革さんを母体に、2019年に新規就農したばかりの駆け出しですが、国内生産のきくらげの存在と魅力をもっと多くの皆さんに知っていただこうと日々奮闘中です。
「あらげきくらげ」という品種のきくらげを飲料水としても使われる井戸水を利用し、一つ一つの菌床から大切に育て、横浜の青果市場へ出荷し、横浜中華街で使われている他、個人宅へお取り寄せも行っています。
料理で使った方から「食感が違う」「プリプリなのに歯ごたえしっかり」「ダイエット中なので有難い」という声も多く寄せられているんだとか。
生のきくらげは炒めたり鍋、煮もの、スープに使う場合は火が通るので問題ありませんが、サラダなどそのまま使う場合は30~40秒湯通ししてから使います。消費期限は到着して約1週間が目安で、全部使わない場合はラップで軽く摘むかビニールに入れ冷蔵庫の野菜室で保存します。または水を張ったボウルに浸し、冷蔵庫で保管すると生きくらげのプリプリ感がよくなりますよ!!
ではこれから生きくらげ、焼肉ならぬ「焼ききくらげ」にして食べてみたいと思います。
きくらげを裏返して雷をカットし、一枚づつ小分けにします。次にフライパンに胡麻油を入れ、味付けは塩胡椒、シンプルに焼肉風に。
熱々のきくらげをパクリっ・・・おっ!このコリコリした歯ごたえはたまんない!リズムよくと軽快にきくらげを噛んでいくといつもならこれがお肉なわけで、お肉っぽいけど重さがない。それもそのはずで動物性の脂じゃないから軽くて食べやすいんです。
口に入れた瞬間は豚肉を焼いた感じですが、これはダイエット中の方にお勧めです。コリコリ食感を楽しめて体にいい成分を吸収させるっていいですよね。
次にさっと湯通しして「お刺身」
生姜醤油でシンプルにいただきました。湯通しをしお刺身サイズにカットします。
テーブルに運び一口・・・シャクシャクといい感じに口の中で音をたてるきくらげ「これは晩食のお供に最高です!」魚の刺身もいいけど、きくらげだって負けちゃいない。
いやはや新しい食感といいますか、これからどんどん消費を伸ばしてほしい逸品であることは間違いありません。中華にラーメンにキムチにしてもいいんじゃないでしょうか。